
フロリダ州パームビーチにあるドナルド・トランプ米大統領の別荘「マラ・アー・ラゴ」に、20代の男が不法侵入し、現行犯で逮捕された。
逮捕されたのはテキサス州出身のアンソニー・レイエス容疑者(23)。6月3日深夜、マラ・アー・ラゴの敷地を囲む塀を乗り越えて侵入し、すぐにシークレットサービスによって拘束された。
米ニューヨーク・ポスト紙によると、パームビーチ警察の取り調べに対し、「トランプ大統領に福音を伝え、そして彼の孫娘であるカイと結婚するために来た」と主張したという。
容疑者が言及した「カイ」とは、トランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニアの娘、カイ・トランプ(18)のこと。現在、ソーシャルメディアのインフルエンサーとしても活動しており、昨年には共和党全国大会で祖父への愛情を表明して注目を集めた。
父ドナルド・トランプ・ジュニアと娘カイ・トランプ
ホワイトハウス関係者によれば、トランプ氏はこの件について報告を受けており、今後の対応はシークレットサービスに委ねられている。
レイエス容疑者は不法侵入の罪でパームビーチ郡刑務所に収監されており、保釈金は5万ドル(約714万円)に設定された。また、保釈条件として、トランプ氏およびその家族との一切の接触が禁じられている。


