
イタリアの実業家でありモデルとしても活躍していたパメラ・ジェニーニ(29)が、元交際相手の男性に刃物で襲われ死亡するという悲劇的な事件が発生した。
16日(現地時間)、英メディア『メトロ(Metro)』などによると、ジェニーニは前夜、ミラノ・ゴルラ地区の自宅で元恋人ジャンルーカ・ソンチン(52)により20回以上刺され、搬送先の病院で息を引き取った。
警察によると、ソンチンは複製した鍵を使ってジェニーニの3階アパートに侵入。復縁を迫ったものの、拒否されたため犯行に及んだとみられている。

ジェニーニは侵入を察知して警察に密かに通報し、出前が来たふりをしてドアを開けたが、警察が到着した時にはすでに首や胸、背中、腕などに深刻な傷を負っていたという。
犯行後、ソンチンは自傷を試みており、現在は病院で治療を受けている。
ジェニーニはイタリアで水着ブランドを展開する若手実業家としても知られ、テレビ番組やモデル活動など幅広く活躍していた。
イタリア統計局(ISTAT)の発表によると、2023年には少なくとも109人の女性が殺害されており、その半数以上がパートナーや元パートナーによる犯行だったという。
