
韓国の音楽業界で、LGBTQ+として自らのセクシュアリティを公表するK-POPアイドルたちが静かなインパクトを与えている。近年、「JUST B」のベイン、元「Wassup」のジエ、「KATSEYE」のララとメーガンの4人が相次いでカミングアウトし、大きな注目を集めている。
ベイン|JUST B(ジャストビー)
2025年4月、ロサンゼルスでのライブ中に観客に向けて「LGBTQ+コミュニティの一員であることを誇りに思う」とステージ上で公言したのは、ボーイズグループJUST Bのメンバー・ベイン(Bain)。K-POP界で現役の男性アイドルが公にカミングアウトするのは非常に珍しく、その勇気ある行動に会場からは大きな拍手が起きた。
ジエ|元WASSUP(ワサップ)
ガールズグループ「Wassup」の元メンバー・ジエは2020年、Instagramを通じて「私は男性も女性も愛する」とバイセクシュアルであることを告白。業界内でのサポートが得られなかったことも明かしながら、自らのセクシュアリティを正直に伝えた。
ララ&メーガン|KATSEYE(キャッツアイ)
アメリカと韓国の合同オーディションから誕生した多国籍グループ「KATSEYE」では、2人のメンバーが立て続けにカミングアウト。2025年3月、ララはWeverse上で「私はクィアです。怖かったけど、自分自身を誇りに思いたい」と語り、6月にはメーガンも同プラットフォームのライブ配信中に「私はバイセクシュアル」と打ち明けた。
4人はいずれも、「カミングアウトは怖かった」「偏見が怖かった」と口を揃えるが、それでも彼らは“自分らしくあること”を選んだ。ファンからは「勇気をありがとう」「誇りに思う」といった温かい声が相次ぎ、SNSでは祝福のコメントが世界中から寄せられている。
K-POPというグローバルな舞台の中で、ジェンダーやセクシュアリティをオープンに語る彼らの存在は、多くの若者に勇気を与えている。




