カニエ・ウェスト、韓国公演が中止…ヒトラー賛美曲が波紋

カニエ・ウェスト、韓国公演が中止…ヒトラー賛美曲が波紋

カニエ・ウェスト(YE、47)の韓国公演が中止となった。

主催者のCoupang Playは19日、「歌手カニエ・ウェストの最近の論争を受け、5月31日に予定されていた『YE来韓コンサート』をやむを得ずキャンセルすることになった」と発表した。

また、YeezyブランドのMD商品の販売も5月19日午後1時をもって中断されることが決定された。

この決定の背景には、ウェストが5月8日の欧州戦勝記念日に「ハイル・ヒトラー(ヒトラー万歳)」という新曲を発表したことがある。この楽曲にはアドルフ・ヒトラーの1935年の演説がサンプリングされており、ユダヤ人嫌悪の論争を再燃させた。

カニエ・ウェスト、韓国公演が中止

この件について、米国ユダヤ人人権団体「シモン・ビゼンタールセンター」のジム・バーク代表は「ナチス政権の敗北を記念する日にこの曲を発表したのは明らかなヘイトスピーチだ」と強く批判した。

現在、この新曲はSpotifyやSoundCloudなどの主要ストリーミングサイトでブロックされており、アクセスは不可。しかし、一部のSNSではいまだ視聴可能となっている。

この論争が続く中、Coupang Playは公演のキャンセルとグッズ販売の中止を決定。カニエ・ウェストの動向に注目が集まっている。

カニエ・ウェスト 」の関連記事