
トム・クルーズ(62)主演の最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、2025年6月5日までに全世界で約3億8,950万ドル(約5,800億円)の興行収入を記録し、日本国内でも30億円を突破した。
そんな中、主演のトム・クルーズが炎に包まれたパラシュートを背負ってスカイダイビングを16回敢行し、ギネス世界記録に認定されたことも大きな話題となっている。
5日(現地時間)、米CNNは、クルーズがこの過酷な撮影で「炎の中でのスカイダイビング最多ジャンプ(個人)」という記録を打ち立てたと報じた。
クルーズは本作で、燃え上がるパラシュートを装着し、ヘリコプターから飛び降りるという極めて危険なアクションを、スタントダブルを使わず自ら演じた。
パラマウント・ピクチャーズが公開したメイキング映像では、クルーズがスタッフと入念に話し合いながら「もし火のついたパラシュートがねじれたら、僕は回転しながら火傷を負うことになる」と話す場面が映し出されている。
彼は続けて、「本当に賢く行動したい。私たちは無謀なリスクは冒さない」と語り、プロフェッショナルとしての慎重な姿勢を見せた。

ギネス世界記録の編集長は、「トム・クルーズは、ただアクションヒーローを演じるだけでなく、自らがアクションヒーローそのものだ」と称賛し、「彼は男主人公ができる限界を超える存在」と評価している。
30年にわたり『ミッション:インポッシブル』シリーズを牽引し続けてきたクルーズ。その真摯な姿勢と限界を超えた挑戦が、観客を魅了し続けている。




