「悪魔はプラダを着る」のモデル、アンナ・ウィンターがヴォーグ編集長を退任 就任から37年

「悪魔はプラダを着る」のモデル、アンナ・ウィンターがヴォーグ編集長を退任 就任から37年
「VOGUE」の公式インスタグラム@voguemagazineより

映画『プラダを着た悪魔』のモデルとして知られる米ファッション誌『VOGUE(ヴォーグ)』の編集長、アンナ・ウィンター(76)が、就任から37年で編集長職を退任することが分かった。

現地時間6月26日、米『ピープル』誌など複数メディアが報じたところによると、ウィンター氏は25日に開かれた社内ミーティングで、自ら編集長退任を発表。1988年から続いたその任を降りることを明かした。

とはいえ、ヴォーグを発行する大手出版社コンデナスト社において、グローバル最高コンテンツ責任者(CCO)およびヴォーグ・グローバル編集責任者という要職には留まる予定で、引き続きGQやバニティフェアなど、世界中のコンデナスト傘下メディア全体のコンテンツ戦略を統括するという。


ファッション界の“女帝”が残した功績

イギリス出身のアンナ・ウィンターは、1988年にアメリカ版『ヴォーグ』の編集長に就任して以来、37年間にわたりファッション業界を牽引。「最も影響力のある編集長」として名を馳せてきた。

彼女をモデルにしたとされる映画『プラダを着た悪魔』では、メリル・ストリープ演じるカリスマ編集長ミランダが登場。これはウィンター氏の元秘書だったローレン・ワイズバーガーが2003年に出版した同名小説が原作となっており、世界的な話題を呼んだ。